令和5年度政策提案を審査しました
雄武町では令和5年度から「第6期雄武町総合計画 後期基本計画」がスタートしたところですが、より効果的に計画を推進していくため、町民の皆さまから幅広い分野における「まちづくり」の政策提案を募集したところ、2名の方から3件の提案がありました。
このたび、雄武町公募政策審査会にて慎重に審査した結果、次のとおりとなりましたので、お知らせします。
【提案1】雄武町の未来を見据えて(全天候型の焼き床施設の建設)
提案内容
事業名
雄武町の未来を見据えて(全天候型の焼き床施設の建設)
事業の目的
二次産業の活性化による一次産業への下支え強化と観光による税収アップによって、原資を確保し、未来へ投資する。
事業の内容
1年中焼き床ができる体育館ほどの屋根つき施設を建設する。中には、加工場などから網焼きできる食材を販売するショップを置く。同時にふるさと納税の自販機を設置。冬の間は、林業の方から薪を購入し、暖炉を設置する。
事業費及び積算内訳(概算)
材料費高騰のため不明だが、費用対効果は高いと考えている。
期待する事業効果
税収を保育所・小学校・中学校・高校の順に充て無償化することで、雄武町の移住促進が図られる。
審査結果
不採用
雄武町の焼き床文化を広く周知することは、町民にとっても有益と考えられますが、オホーツク周辺の観光客数は季節によって大きく変動するため、建築コストや運営コストに見合うだけの収益が見込めるかが不透明であるため、現段階において町が政策的に取り組む必要性は低いと判断しております。
【提案2】全天候型の公園の整備
提案内容
事業名
全天候型の公園の整備
事業の目的
雄武町内の観光の開発
事業の内容
道の駅をホテルの近くに移転し、道の駅の場所に全天候型の公園を整備する。
事業費及び積算内訳(概算)
(無記入)
期待する事業効果
近隣市町村に全天候型の施設がないため、集客力が高い。
集客があれば、商店街などにもお金を生むことができる。
冬場も利用できるため、高齢者の運動機能の改善にもつかえる。
審査結果
不採用(参考意見)
全天候型の公園を整備するにあたっては、屋内施設だけでなく、屋外遊具や大規模な駐車場など集客に効果が期待できる施設を併せて整備する必要があると考えられますが、現在の道の駅(地域交流センター)の敷地面積では手狭であり、集会場としての役割もあることから、現時点で道の駅を解体し、全天候型の公園を整備することは不可能と判断しております。
今後、子育て環境の充実や町民の健康増進、交流人口の拡大等も含めた複合的な施設整備や既存施設の有効活用を考えていく際に参考とさせていただきます。
【提案3】人工石油の製造
提案内容
事業名
人工石油の製造
事業の目的
燃料確保や若者の有資格者人材育成、雄武町の知名度向上
事業の内容
水と二酸化炭素を主原料とした人工石油を製造する。月額50万円ほどで機械のリースができる。
事業費及び積算内訳(概算)
どこまでするのかで事業費も様変わりするが、クラウドファンティング等で資金調達も可能である。
期待する事業効果
人工石油も完全確立した技術には至っておらず、すぐに利益が出るものではないが、エンジン開発部門等の外部技術会社を誘致することができれば、採算性が上がり、人口減少に効果が得られる可能性がある。
審査結果
不採用
人工石油につきましては、技術を紹介するニュースがユーチューブなどで配信されており、空気中の二酸化炭素と水を原料に無限に石油を生み出すことは、エネルギー保存の法則などを覆す革新的な技術でありますが、今回の技術が本当に有効なものであるかは慎重に見定める必要があり、現状では町が研究する段階にはないと判断しております。
雄武町では、「住民と行政の協働によるまちづくりの推進」を目指し、審議会等委員への公募制導入、政策等への意見公募(パブリックコメント)制度の導入などに取り組んできたほか、行政情報の積極的な広報を心がけています。
今後とも町政運営に関しましては、住民と行政が共に考え、共に創るまちを築くため、取り組みを進めていきますので、ご協力いただきますようお願いいたします。
この記事に関するお問い合わせ先
総合政策課
〒098-1792 北海道紋別郡雄武町本町
電話番号:0158-84-2121
ファックス:0158-84-2844
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更新日:2023年09月07日