地域包括支援センターの主な取り組み
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、雄武町地域包括支援センターでは関係機関と連携しながら、さまざまな取り組みを行っています。ここでは主な事業の一部をご紹介します。
認知症総合支援事業
認知症サポーター養成講座
認知症への正しい理解を深め、認知症の方やそのご家族を地域で温かく見守る「認知症サポーター」を養成する講座を実施しています。
認知症VR体験
VR(仮想現実)を活用して認知症の方が感じている世界を疑似体験することで、認知症への理解を促進する取り組みを行っています。
※令和8年度 事業を予定。
一般介護予防事業
後期高齢者実態把握訪問
当該年度に75歳となる雄武町民を対象に、全戸訪問を実施しています。
訪問では、地域包括支援センターの周知とともに、身体・生活・医療の状況をお聞きし、生活実態の把握に努めています。
また、緊急時の連絡先を確認し、災害時への備えにもつなげています。訪問を通じて支援やサービスが必要な方を把握し、相談対応や介護予防事業のご案内など、継続的な支援へとつなげています。
ふるさと調査
雄武中学校1年生の授業において、生徒が地域の高齢者から昔の町の歴史や暮らしについてお話を聞く機会を設けています。地域包括支援センターでは、講師を務める高齢者の方をサポートすることで、社会参加の促進と生きがいづくりを支援しています。
今回講師を務めてくださった皆さまは、当日に向けて普段以上に身だしなみに気を配り、必要な物品を準備するなど、この機会をとても大切にされている様子がありました。
事前には「緊張している」「自信がない」と話される方もいましたが、いざ終わってみると表情は晴れやかで、
「雄武の歴史を学生に伝えられてよかった」
「若者と高齢者をつなぐきっかけになり、やりがいを感じた」
「また来年も挑戦してみたい」
といった前向きな声が聞かれました。
今回の取り組みは、認知症予防の一助となるだけでなく、地域の中での社会交流の場としても大きな意味を持つ時間になったと感じます。
高齢者疑似体験
雄武中学校2年生を対象に、地域包括支援センターの職員が出張授業を実施しています。高齢者疑似体験セットを活用し、加齢による身体機能の変化を体験することで、高齢者への理解を深め、思いやりのある地域づくりにつなげています。
多くの生徒が今回の体験を通して高齢者への見方を大きく変えたことが分かりました。
「高齢者の体験をしてみると本当に大変だと感じた」
「これからはゆっくり待つ気持ちを大切にしたい」
「階段を上るときにみんなで支え合った」
など、実感のこもった声が寄せられました。
ワークシートでも、
「思っていた以上に高齢者の生活は大変だと気付いた」
「電動車いすの体験が面白かった」
「困っている人には優しく声を掛けたい」
といった前向きな感想が多く見られました。
体験を通して、加齢による身体機能の低下や、周囲のサポートの重要性を理解することができたようです。「ゆっくり見守りたい」「手助けしたい」といった、今後の関わり方に前向きな変化が見られたことは、大きな成果だと感じます。
任意事業
高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業
高齢者の疾病予防・重症化予防および生活機能の維持・改善を目的に、高齢者保健事業と介護予防の取り組みを、健康推進課と連携しながら一体的に実施しています。
地域包括支援センターでは、老人クラブなどの通いの場において、フレイルをはじめとする高齢者の特性に配慮しながら、健康状態を総合的に把握するための質問票を活用しています。
また、過去2年間に医療機関の受診・介護サービスの利用・健診受診のいずれも確認できない方(健康状態不明者)に対しては、健康推進課と協働して健康相談を実施し、必要に応じて医療機関や介護サービスの利用へとつなげています。


更新日:2026年03月11日